25歳から33歳まで約8年間店長をやっていました。
今日は、ドトールコーヒーに転職して
すぐに「オリーブの木」で店長をやるようにいわれ、
悪戦苦闘していた32歳の時の話です。
(*多少長くなりますのでご了承ください)
もともと性格的に「人に任せる」とか「巻き込む」ということが苦手。
それは「言えない」「信用できない」「自分でやった方が早いと思っちゃう」という
僕自身の弱点が起因しているのですが。
そこにプラスして、「初めての転職の気負い」と
「転職したての遠慮」も重なり、
かなり自信をもって転職したのですが、全然思い通りにいかない。
アルバイトさんからも「新しい店長大丈夫?」という空気が表出されていて
居心地悪い。孤立しているのがわかる。
ちょうどそのころ二人目の子供が誕生しました。
育児はお恥ずかしいほど妻に任せっきりだったので、
何か役割があったわけではないのですが
単純に顔が見たいんですよね、子供の。
「寝てる顔」じゃなくて「起きてる顔」
家族のために、より一層頑張ろうと思って転職したんだけど、
仕事頑張るより、早く帰りたいって思っちゃったり、
休み欲しいって思っちゃったり。
でも、全然リーダーシップも取れてないし
あきらかに戦力になってなくて。
こんなんなら「転職しなきゃよかったなー」なんてこと考える始末。
でもくそ真面目だけが取り柄でしたので
とにかく誰よりも元気ハツラツで、やってはいました。
で、そんな時、ターニングポイントとなる出来事が起きるのです。
アルバイトで、ナイト帯のリーダーをしている大学生のT君が出勤しているときは
早く帰れたり、休めたりするチャンスだったんですね。
で、その日は、T君がシフトに入っていたので
21時くらいにあがり、自宅に帰り
念願の起きてる子供の顔も見れて最高の夜でした。
そんな時、一枚のFAXがお店から届きました。
内容は、
「店長、22時現在 売上〇〇円。異常なしです」
確かそんな感じのシンプルなものでした。
リーダーのT君からでした。(LINEとかではなく、FAXってとこが時代を感じますが)
もちろん私から、そんなFAX報告は、お願いしていません。
あとで聞いたら、T君が「店長気にしてるかな、と思って」ということでした。
僕はお店からFAXがくるなんて初めてのことでしたし
自分を店長なんて思ってくれてる人いないだろうな。。。。
なんて自信を失ってましたので
T君からのFAXが本当に!本当に!本当に!うれしくて。
で、お返しにFAX送ったんですね。
そしたらまた30分後くらいに
T君からFAX
「クロージング業務異常なし。〇〇さんが、フードの掃除をしてくれました。〇〇さんは眠そうです」
で、私も、ますます楽しくなってFAX返信!
T君が夜のリーダーの時にはその後も必ずFAXが届きました。
店内の様子、時々、どうでもいい一言。
もう僕を笑わせにきているのがわかる内容になってきて。
そして私からも必ず返信しました。
そうです。
「FAX交換日記」です。
そうやって、僕とT君のFAX交換日記が始まってから
不思議なことに、お店の空気が少しずつ変わってきました。
アルバイトのみんなは、僕にFAXを送りたくてしょうがない状態になってるんですね。
で、僕も、そのFAXを楽しみにしちゃってるんですよね
お店の中が「FAX」の話で、いい雰囲気になってきたんですね。
ぐぐっと距離が縮まった感じ。
なので、
「店長、今日はもう帰ってください。FAX送りますから大丈夫です」
「店長、明日は休んで大丈夫です。午前中はFAX送りませんからゆっくりしてください」
みたいな。
で、意外と僕が帰ったほうが、
お店でいろんな取り組みが進んでくんです。
掃除しておきました、とか。
試作会やっておきました、とか。
私がそのお店を去るまで、
良き文化としてFAX交換日記は続きました。
めでたしめでたし。
ということで、
結局、「T君に助けられたんでしょ。よかったね」っていう話なんですが、
やっぱり
「自分が何を考えているかを飾りのない言葉で伝えること」そして
「伝えてくれた声には、こちらも飾りのない言葉で応えること」
この関係性が超重要で。
難しいんだけどね。
結局、今も
自分自身うまくいかないときは
大体ここができていない。
(*写真は、大好きな太陽のトマト麺で出している鉄板ナポリタン。ボリューム満点だよ)

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