「共有と競争」
これは僕が事業部長時代、常に意識していた指針です。組織が停滞しているときは、このどちらかが欠けています。
では、リーダーは何を「共有」し、何で「競争」させるべきなのか。
前提として、人間は暗闇の中での全力疾走は無理です。ゴールまでの距離がわかり、横を走るライバルがいて、自分が今何番手なのかがわかったとき、はじめて本気で走り出せます。なので、「自店(自分)の位置」がわかるものの共有すること。これが最低条件です。
しかし、売上や予算比のランキングを共有するだけでは、いずれ限界がきます。時間の経過とともに、その順位に「慣れて」しまうからですよね。「どうせ順位は変わらない」「俺のせいじゃない」と、いつしか数字はただの景色になり、誰も見なくなっちゃいます。なのでランキングの共有を事務的にするだけでは片手落ちです。
そこに「リーダーの感情共有」を付け加えることが超重要なのです。
「リーダーの感情共有」です。
AIがつくったような順位への総評をしてほしいのではなく、血の通った言葉を共有するのです。
リーダーとして、この店の数字がこうかわってきていることが「うれしい!」
最低売上が少しずつあがってることが「誇らしい」
きっと毎日こんなことやってるのが数字に表れてるよね。「店長ありがとう」など。
数字という「結果」に一喜一憂するのではなく、その数字を出すための「プロセス」に自分は気づいているということ。その背後にある「努力」がうれしいんだということ。逆に「悲しい」ということもあるかもしれない。そういうリーダーの感情を組織全体で共有することが超重要で、組織を着火させるのです。
このような体温のある共有があって初めて、「競争」が生まれてくるのよね。
それは「させられる競争」ではなく、自ら勝ち取りたいと思う「生まれる競争」なので、健全ですよね。
強制された競争は疲弊しか生みませんが、自発的な競争は組織を自立自走させるものです。
さあ新年度。
新しくリーダーになる皆さん。
あなたの「心」を、ぜひ組織全体で共有し続けてみてください。
組織が劇的に変わり始めますよ。
*写真は、officeの近くにあるドデカい桜の木。めちゃくちゃキレイ!でも桜って写真できれいさを伝えるの難しいね!
#40 共有と競争 ~新年度を迎えるにあたり~
