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#50 「勝てば官軍」という世界

その昔、横浜ベイスターズを38年ぶりに日本一に導いた権藤博監督が、のちに新聞コラムで綴っていた言葉が今も結構印象に残っていて。

優勝したときは「選手の主体性を引き出す」「アグレッシブな采配」とめちゃくちゃ祭り上げられて称賛されたけど、その後、2年続けて優勝を逃したら「放任主義」「選手任せ」「管理不足」「采配がおかしい」とか言われる。同じことやっているのに、って。結局「勝てば官軍」なんだよね。みたいな内容だったと記憶してます。


ホントそうだよなって思って。
やっていること、言っていることは変わらないのに、結果ひとつで評価は180度ひっくり返る。

これはビジネスの現場でも全く同じですよね。僕もそうでした。成果が出れば「個性をうまく活かせるよね」と持ち上げられ、成果が出なければ「管理が弱いよね」と叩かれる。きっとビジネスの現場でも、というよりは世の中すべてがそうなのだと思います。なので、この「後出しジャンケンのような理不尽さ」は、私たちが生きていく上での避けられないルールとして、どうやらついて回るようですね。

他人の評価を気にするなとよく言いますが、そんなの無理な話ですよね(笑)その時の結果に都合よく紐づけられた「後付けの理由」だと自分に言い聞かせたとしても、言われた方としては、結局自分の本当の努力や苦労を見てくれる人なんかいないんだという寂しい気持ちになるものです。

結局、私たちは「結果」でしか評価されない世界に生きています。
それは厳しさでもありますが、ある意味ではプロの世界の潔さ、面白さでもあります。

勝てば「天才」、負ければ「変人」

やっぱり、結局、周囲の声なんて明日の天気予報くらいに捉えておくのが丁度いいみたいな、マインドセットの話なのかもしれません。

僕自身が大事だなと思ったのは、叩かれた時にやり方を変えることではなく、「たとえ叩かれても、このやり方なら後悔しない」と思えるほど、日々納得感のある仕事ができているか、ということ。

どうせ「勝てば官軍」の世界なら、外野の言葉に振り回されて自分を見失うより、せめて「好きなことをやり抜いて結果を出した(あるいは出なかった)」と笑える強さを持ちたいと。そう思いました。こんな世界ですが、頑張って生きていきます!


*写真は最近読んでる本です。目から鱗です。

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この記事を書いた人

株式会社STANDS 代表取締役

ロイヤルホスト、ドトールコーヒーを経て、物語コーポレーションに約25年間勤務。四半世紀以上にわたり、サービス業の現場で「人」にまつわる喜びも難しさも肌で感じてきました。現在はその経験を活かし、飲食業界のみならず広くサービス業界で「人」に悩むリーダーの皆さまに伴走しています。

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