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#44 スポットライトを当てる側

小学校の卒業アルバムでは「将来の夢は新聞記者」と書いてました。理由は「誰よりも先に情報を知ることができるから」だそうです。

就活で、最初に希望したのはテレビ局でした。スポーツのドキュメンタリー番組をつくりたかったのです。当時、テレビで流れるスポーツ番組の多くは、どこか表面的だったり、無理やりな「お涙頂戴」の演出だったり。「そんなんじゃない。俺にやらせろ」そんなフラストレーションを、偉そうにいつも感じていまして。(もちろん不合格です。。というか返事も来ませんでした笑)

フードビジネスのロイヤルに入社した1年目。初めての異動で「リーダーシップを発揮したい」と考え、僕が真っ先にしたのは、スタッフルームに「ロイヤルホスト荻窪店通信」という掲示板を作って掲示することでした。新しいスタッフが来れば、その人の個性を書いて貼り出したり。ほかにもアルバイトさんの頑張りを会社の広報誌で紹介してもらえるよう、勝手に広報へ売り込みもしました。

物語コーポレーションに転職し、初めて事業部長になった時も、新店メンバーの頑張りに感動し、その頑張りを伝えたくて、動画を自分で収録・編集して発信しました。そして直近5年間続けた対談動画も続けてまして、それは今の「STANDS JOURNAL」の原型になっています。

小学校の時に新聞記者になりたかった少年は、58歳になりました。
今も変わらず、「誰も知らないその人の魅力を見つけ、伝えること」が心から好きなのだと思います。なので収録や編集を大変だと思ったことは一度もないのです。むしろ、逆です。

これまで44回にわたり、「リーダーの勝ち筋」というタイトルでリーダーとしての思考や行動について書いてきました。「戦略」「決断」「統率」……リーダーにとって大切なことはいろいろあるけれど、僕のリーダーシップの根底にあるのは、もっとシンプルで純粋な衝動です。

「まだ誰にも気づかれていない魅力を、自分が最初に見つけ出し、光を当てたい」


思えば、卒業アルバムに書いた「新聞記者」も、スタッフルームの「荻窪通信」も、5年間続けた対談動画も、すべてはこの衝動の現れでした。

主役を張ることだけがリーダーではありません。

光の当たっていない場所に隠れている「才能」や「情熱」を見つけ出し、誰よりも先に「これ、すごいでしょ!」と世界に叫ぶ。

この「スポットライトを当てたい」という衝動こそが、僕の選んだ、僕だけのリーダーシップなのかな、と今は思っています。


*写真は僕のYouTubeチャンネル『STANDS JOURNAL』のロゴマーク。三男に作ってもらいました

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この記事を書いた人

株式会社STANDS 代表取締役

ロイヤルホスト、ドトールコーヒーを経て、物語コーポレーションに約25年間勤務。四半世紀以上にわたり、サービス業の現場で「人」にまつわる喜びも難しさも肌で感じてきました。現在はその経験を活かし、飲食業界のみならず広くサービス業界で「人」に悩むリーダーの皆さまに伴走しています。

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