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#104 会社は社長の言葉で動いている

どれだけ立派な経営理念があっても、どれだけ綺麗な戦略を描いていても、結局のところ「会社は社長の言葉で動いている」のが現実です。だからこそ、社長の言葉が機能していない会社は、例外なく厳しい状況に追い込まれていきます。ここで言う「言葉が機能していない」とは、社長が使っている言葉の「本当の意味」を、周りが理解していない状態のことです。

例えば、社長が「スピードを上げろ!」「もっと成果に執着しろ!」「もっとスタンダードを上げろ!」と要求する。けれど、社員は単語の表面しか受け取れていません。結果、社長の望む行動が行われることはありません。言葉の「意味」が正しく共有されていない組織では、スタンダード、スピード感、執着心、仕事に対する熱量や温度感…..など、あらゆる基準がぬるく、ズレていきます。

それらが伝わっていない組織で、人が自発的に動くはずがないのです。なぜならば、人間の脳は「具体的にイメージできない言葉」に対しては、行動スイッチが作動しないんですね。言葉の背景にある理屈や感情、明確な合格ラインが理解できて初めて、脳は初めて行動を開始するものなのです。つまり、言葉の意味が共有されていない状態だと、社員からすれば「脳が物理的に動けない状態」に置かれているのと同じなのです。


じゃあ、なぜ毎日毎日同じオフィスではたらいているのに、そんなズレが起きてしまうのか?

原因は大きく2です。
① 社長からの言葉が圧倒的に足りていない
「いやいや、自分はたくさん話しているよ」と思われるかもしれません。ですが、実際には「これくらい言わなくても分かるだろう」と、理屈や感情、背景の説明を省いていたり、頭ごなしな「言葉足らず」になっているケースが実に多かったりします。

② 社員の側も、言葉の真意を理解しようとしていない
社長が発した言葉の意味を深く解釈しようとせず、自分の都合のいいように解釈し、ただの「伝言ゲーム」として部下に流してしまう。

「言葉が足りない社長」と「真意を理解しようとしない社員」 この噛み合わなさこそが、組織を停滞させている最大の元凶です。

だからこそ、社長は、言葉の意味だけでなく「背景や感情」まで丁寧に説明し尽くすことが重要だし、幹部や社員は、社長の言葉の意味(基準・温度感・執着心)を腹の底まで理解し、納得いくまで質問することが求められるのです。


良くも悪くも、会社は社長の言葉で動いているものです。


そしてこれは、社長だけの話ではありません。店長だろうが、チーフだろうが、上司と部下がいるすべての現場でまったく同じです。言葉を端折って「察しろ」と横着するのか。 分かったフリをして流すのか。いずれにせよ、そのどちらかの連鎖を断たない限り、組織はどんどん停滞していきます。


良くも悪くも、会社は「リーダーの言葉」で動いているのです。


*写真は先日、豊橋の「げん屋はなれ」で食べたかつお。かつおが苦手な僕も美味しく食べられました!

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この記事を書いた人

【株式会社STANDS 代表取締役 / 意識改革スペシャリスト】

物語コーポレーションなど、フード・サービス業界で35年以上「現場の人と組織」に向き合い続ける。「若手が定着しない」「店長によって店舗の売上にムラがある」とお悩みのサービス業経営者へ。精神論ではない「人が自走し、業績が上がる意識改革の仕組み」を伴走支援しています.

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