私が今まで身を置いてきた飲食業の店舗に限らず、店舗を持って営業している小売(スーパー、コンビニ、ドラッグストア、アパレル・家電etc..)、ホテル、フィットネス、アミューズメント施設、美容室・理容室、エステ、塾などなど、あらゆる対面ビジネスにおいて、共通することがあります。
それは、「一番の意思決定者(経営者・本部)」は遠くにいて、日々の運営は「店舗ごとの責任者(店長)」に任されている、という構造です。
それゆえに、責任者ごとのマネジメントのバラつき、ルールのなさ、人財教育システムのなさ、などによって、現場では日々さまざまな問題が起きています。
世界中の「店長」や「責任者」のレベルが上がれば、日本全体の幸福度も間違いなく上がる。私は本気でそう思っています。
と、この文脈で考えると、一般的には次のような解決策が語られますよね。
■責任者教育(店長研修)が必要
■体系的な研修システムを構築しよう
■意見を言い合うMTGを増やそう
■マニュアルを整備しよう
■会社の評価ルールを明確にしよう
など
もちろん、これらはすべて必要です。
なければ話になりませんし、現状維持どころか組織は衰退していきます。
ただ、原則として組織というのは「人」の集合体なんですね。その「人」が動くのは「論理(システム・ルール)」だけではなく、「感情」なんですよね。だからこそ、もろもろの仕組みを作ったり整備したりすることは大事ですが、絶対に忘れちゃいけないのは、働く人の「感情」です。「感情」をポジティブに動かさなければならないのです。
じゃあ、働く人の感情が動くためにはどうしたらいいの?
そう、それこそが「表彰式」です。
ただし、単なる売上や成果の数字だけにスポットを当て、表彰品を贈るだけで終わってはいけません。その成果が出た「プロセス」や「想い」にスポットを当て、その歩みを全社員に紹介、共有し、会社の幹部が本気で承認するのです。「店舗の姿に、本社の偉い方たちが心を動かされた」という表彰式です。
店舗の活躍に、本気で涙する幹部。
涙する幹部を見て、現場で働く「人」の感情がやっと動くのです。そこで初めて、本社が作った仕組みにも、真剣に取り組んでみようと思うのです。
どうでしょう。2026年の締めくくりには、現場の心が震えるような「盛大な表彰式」を企画してみてはいかがでしょうか。「自社の場合、どんな評価軸や演出でプロセスを称えればいいのか分からない」そんなときは、いつでも私にご相談ください。現場の感情を動かす瞬間を、一緒にカタチにしていきましょう。
*写真は、イベント終わりには必ず食べたくなる日乃屋さんのカツカレー
#83 現場の感情を動かす
