いよいよ夏ですねー!
「夏休み」や「お盆休み」を控え、人の移動や外食の機会が一気に増える時期がやってきます。「ここからの60日を制する者が、1年を制す」これは、私が郊外店の店長を務めていた30年前も、令和の今も変わらない紛れもない事実です。そして勝負の期間を勝ち抜くための大原則は、「繁忙期こそ人揃えを万全にし、最高のQSCAを提供すること」
なのですが、10年ほど前から「人を揃える」こと自体の困難度が急速に高まってきてますよね。時給を上げようが、仕事を楽にしようが、とにかく人を揃えることがむずかしい。
そんな中、コロナ禍をきっかけに特に大手はセルフ化やロボット化に傾倒し、タイミーに代表されるスポットワークや、特定技能の外国籍スタッフの力でなんとか現場をしのいでいくのが当たり前になりました。また、原材料費の高騰で日本中の飲食店が値上げに走る。その間にも、コンビニ商品や冷凍食品のクオリティは爆上がりし、デリバリーも普及しました。
利便性でも価格でも競争力がなく、人手不足にも歯止めがかからない今の「外食産業」は、なんとなく時代に合わせて変わり切れていない「恐竜」のようですよね。特にチェーン店は魅力に欠けています。もちろん頑張ってるところもありますよ。ただ「食事」のシーンとしても、「働く場所」という観点でも、魅力が、落ちてるんでしょうね。落ちてるというか、他に魅力のあるものが増えてきた。とか個人の価値観が多様化してきているから、ライバルが多くなってるっていうんですかね。
じゃあ、そんな私たちの、愛すべき外食産業が「魅力的」になるためには、一体どうすればいいんでしょうか。
僕の結論は、「人の魅力(人間らしさ)」を最大化すること。そのことに尽きます。
ただ、「人間らしさを出せ」「自分にファンをつけろ」と現場に丸投げしても、どこに向かってどう進んでいいかわかりません。だからこそ、ここからは精神論ではなく「仕組み」の出番です。
組織論的に言うと、お店は店長で決まります。ですから、まずは「店長を魅力的にする」ための教育に力を入れることが重要です。もし会社にリソースを割く余裕があるなら、上司であるエリアマネージャーを配置したり、店長や店長予備軍に対して体系的な教育を施すこと。正論ではありますが、結局これが一番確実で、「急がば回れ」って感じです。
ただそうはいっても、そんな悠長にやってられないよ、とか、そこまでのリソースを割けない場合はどうするかですよね。
それは、お店の中で「ルール」を決めるといいと思います。そのルールとは、「笑顔」と「元気」、そして「かっこいい身だしなみ」の3点についてのルールです。外食産業復権のキーワードは、この3つだと勝手に思っています。
◆「いらっしゃいませ」を言うときの「笑顔レベル」「元気レベル」はどうあるべきか
◆「ありがとうございました」の時の「笑顔レベル」と「元気レベル」はどうあるべきか
◆スタッフの身だしなみは「カッコいいか?」(スタッフに聞いてみるといいです)
実は、ここに対する意識が低くなっていることが、現状の外食産業の魅力低下における諸悪の根源だと思っています。働くスタッフにとっては、お店が「最高の自分らしさ」を発散するステージになり、お客様にとっては、ただお腹を満たすだけでなく「自分を肯定してくれて、明日への元気をもらえる」という唯一無二の価値になる。これこそが、私たちが愛すべき「外食産業」の未来の姿です。この3つを徹底することで、今困っていることの多くが解決していくはずです。
「よくわかった。でもどうしたらいいかな。。。」と、具体的な行動に迷ってる経営者の皆さん、いつでもご相談ください!お手伝いします。*写真は最近作った当社のリーフレット
#84 外食産業の未来
