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#93 「今日辞めます」

今日は7月31日。棚卸し。
20代で店舗勤務だった頃は、この日が最高に嫌でしたね〜。だって、明日から8月ですよ。当時は、8月なんて毎日が土曜日・日曜日のような売上で休みも取りにくいし。もう始まる前から憂鬱で憂鬱で……。

「7月31日で辞めさせてください」って、何度言おうと思ったことか(笑)。

一回実際に言ったかな〜〜。

そしたら「せめて8月末までやれよ」って言われて、「ですよね」みたいなオチで。

でも、「辞めます」と言うと不思議なことに頑張る気力が湧いてくるんですよね。


「今日辞めるって言おう」「今日は負けてもいい」「今日は負ける日」これはつい最近まで、なんとなく憂鬱な日の朝、僕がいつも心の中で唱えていた言葉です。

ホント、しょぼいおっさんですよね(笑)。

でも不思議なことに、この言葉を呟くと、ガゼンやる気が湧いてくるんですよね。やる気というか、腹の底から力が湧いてくる。なんででしょうね? 心理学を勉強している人がいたらぜひ教えてほしい。「頑張らなきゃ」と思うと、漠然とした不安に襲われて、いろいろ心配事が出てきて身動きが取れなくなるというか、心も体も窮屈になるんですかね。僕もそのメカニズムはよくわからないのですが……。

「今日は負けてもいい」と思うと、「でも、同じ負けでもこういう負け方がいいな」「だとしたら、せめてここくらいは抵抗しておきたいな」「よし、じゃあ最低限、ここだけはやっておくか……」みたいな感じで、不思議とやることが整理されていく感覚があるんですよね。「これだけはやっておこう」的な。そういうのがいいのかもね。

メカニズムはわかりませんが、結局これは、僕自身がその日を100%で過ごすための単なる「おまじない」で、能力アップとか生産性アップとかいう類の話ではありません。

でも、「100%の毎日」の積み重ねが人生。毎日「今日も100%だった」って過ごせるって幸せなことですよね。勝つことや成果を出すことに執着する心持ちよりも、「今日100%を出す」という心持ちのほうを、僕は大切にしたいんでしょうね。そんなに気負わずに、今日できる範囲の抵抗をして、ちゃんと一日をやり切ること。途中で上手くいかないことがあっても、いつか最後に帳尻が合えばそれで十分。最後に勝っていればいい。

……と、それっぽく語ってきましたが、朝から「今日辞めよう」「今日は負ける日」なんて呪文を唱えて出社している僕って、かなりネガティブですよね(笑)。まあ、でも、やってみようと思える人はぜひやってみてください。力が湧いてきます。


*写真は、炭炉まん(京都)の黒蜜団子。力が湧いてきます!

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この記事を書いた人

【株式会社STANDS 代表取締役 / 意識改革スペシャリスト】

物語コーポレーションなど、フード・サービス業界で35年以上「現場の人と組織」に向き合い続ける。「若手が定着しない」「店長によって店舗の売上にムラがある」とお悩みのサービス業経営者へ。精神論ではない「人が自走し、業績が上がる意識改革の仕組み」を伴走支援しています.

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