先日、昔の同僚である「なかじまくん」と久しぶりに食事をしてきました。「なかじまくん」は、僕のロイヤル時代の後輩であり、恩人です。
僕が現場時代で最も暗黒だったのが26歳ころ。新任店長として赴任した武蔵村山店時代でした。 1店舗目は閉店が決まっていたお店のクロージング(後始末)で行っただけだったので、実質的にはそこが初めての店長店舗です。なぜそうなったのか理由はよく覚えていないのですが、当時の僕はすっかり自信を無くしていて、アルバイトさんに話しかけるのが怖くてたまらなかったんです。
休憩中は店長室に閉じこもってひたすらタバコ。 営業中も誰とも話さず、黙々とオペレーション。 バッシング(テーブル片付け)なんて最高でしたよ。だってその間はアルバイトさんと話さなくて済むから。 ちょっと時間が空けば、逃げるように誰もいない場所の掃除をしていました。
当然、お店の状態も売上も最悪。そして僕自身も最悪。 たぶん痺れを切らした当時のマネジャーが、部下を投入してくれたんですね。それが「なかじまくん」です。
「なかじまくん」は、そんな生気のない夢遊病者みたいになっていた僕を責めることもなく、やるべき業務をどんどん進めてくれました。 僕が最も恐れていた「アルバイトに指示を伝える」という業務も、ほぼ肩代わりしてやってくれた。もう神ですよ、神。
そこからどれくらいの期間で僕が回復したのかは覚えていません。 でも、気づくと毎週のようにランチのバイトさんたちとカラオケに行くくらい仲良くなっていました。すべて「なかじまくん」のおかげです。
その後、次の「八王子大和田店」でもなぜか「なかじまくん」と一緒で。きっと、北村は「なかじまくん」がいないと駄目だと思われてたんでしょうね。このお店でも僕が解決できない課題を「なかじまくん」がどんどん解決してくれました。 朝から晩まで一緒に働いて、毎週日曜の仕事終わりは焼肉屋で死ぬほど牛タンを食べる。ある意味、俺たち無双コンビだな、くらいの自負はありました。
僕が物語コーポレーションに転職した時は「なかじまくん」も一緒にきてくれて。そんな相棒「なかじまくん」なのですが、7〜8年前に物語を辞めて、そこから連絡が取りにくくなったんですね。僕が起業した報告をLINEしても既読にすらならない感じで。そしたら先日、「なかじまくん」から突然Facebookのメッセンジャーで連絡が来て、「おおおおお!生きてたの~?」ってことで久々に再会したというわけです。
そこで僕が今の仕事について話すと、「なかじまくん」が言うんですよ。
「北村さん、ロイヤル時代と真逆のことやってますね」って。
まあ、……ぐうの音も出ないというか(笑)。
ロイヤル時代の僕は、会社批判、上司批判、アルバイトさん批判と、批判と文句ばっかりで腐りまくりの最低な時期が長く続いたんですよね~。 それが今やね。独立起業して「会社の考えを知ろう」「社長の想いを理解しよう」「悪い人なんかいない」とか言ってるわけですからね。この30年で、強烈な「手のひら返し」をしているなと自分でも思います。 あの頃の僕が今の僕を見たら、「お前、よくそんないけしゃあしゃあと……」って言うはず(笑)。
でもね、裏を返すと、じゃないけど、 僕って、されてムカついたことは本当に覚えている習性があって、 「こういう言い方をされたら人は腹が立つ」「こういうマネジメントをされたら人は言うことを聞かなくなる」っていう感覚が、脳と体に染み付いているんですよね。 僕は、「された」というよりは、その何倍もしてきた方。相手を傷つけまくってた方だと思うんですが。。。
だからこそ今は、「あの頃の最低だった自分」を最大の反面教師にして、リーダー支援をやれてるのかもしれません。 「人」も「組織」も「会社」もどんなに停滞していても「絶対に何とかなる」って思えてるので。
こんな感じで、自分の『黒歴史』を『ビジネス』に活かし、これからも頑張っていきます。
「なかじまくん」とは次にいつ会えるかわかりませんが、自分の最もダメだった時期を知っている友とたまに会って、自分の原点を思い出せるのは、やっぱり嬉しいものですね。
そうそう「なかじまくん」、お盆明けに連絡くれることになってますからね。今年のお盆ですよ。5年後とかのお盆じゃないですからね(笑)。
*写真は「なかじまくん」と食べたパンケーキ(トリドールさんが運営しているハワイアンカフェgoodNess)
