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#118 カーネギーより、社長の失敗談

今、僕はカーネギーさんの『人を動かす』を改めて読んでるのですが、出版されたのは1936年だそうです。およそ100年前!ちょっと前に読んでいた『孫子の兵法』なんて紀元前500年だそうですから、2500年以上も前の話です。

おいおい、今、2026年の令和の時代ですけど(笑)

「なんでそんな昔の話をありがたがって読むの?」って話ですよね。

結局、人間の本質や商売の原理原則なんて、そうたくさんあるわけじゃなく、何年たったって色あせないんだなと思っちゃうわけです。知識や技術は変わっても、人が壁にぶつかったときの乗り越え方なんて、きっと昔も今も本質は変わらないんだろうなって。

「人を動かす」にしたって「孫氏の兵法」にしたって、元をたどれば「カーネギーさんや孫子さんの経験談や失敗談」ですからね。どこかの誰かの実話って話です。

だからこそ、世の中の社長の皆さまに本気で問いたいです。「社長の経験談は、カーネギーや孫子と比べて何か違いますか?」「何か劣っているところ、ありますか?」って。


結論、何も劣っていませんよね。


劣っているどころか、会社にとっては、カーネギーの本に負けず劣らず社長の体験談は価値があると思うのです。

そう思いませんか?なので、経営者のみなさん!特に創業社長のみなさんは、自分の経験談や失敗談、昔の苦労話を、もっともっともっと、社員に話すべきと思います。「今どきの若い社員に昔話をすると嫌がられるんじゃないか」みたいな感じで、本当は話したいんだけど、核心部分は照れくさくて話してなかったりしません?


社長の言葉が鬱陶しがられるのは、経験談を離すときに「自分もこんなに頑張ったんだから、お前も頑張れよ臭」を出しちゃったり、無意識に「自分に比べてお前は頑張ってない」みたいな匂いを出しちゃうからで、そこだけはぐっと我慢してください(笑)
自慢やマウントではなく、「会社の歴史」や「ターニングポイント」、書籍やマニュアルには載っていない「乗り越え方」という事実とドラマを語る分には全く問題ないと思うし、そうすべきと思います。
例えば「守ってきたもの、変えたもの」
例えば「実は一番つらかったこと」
例えば「実は、一番重要視してきたこと」
例えば「このサービスにここまでこだわっている原点は…」
そんな、会社が今日まで生き残ってきた「生々しい本当のドラマの裏側」は、きっと社長にしかわからないし、逆に社長視点で語ってほしいです。それが会社にとって唯一無二の教訓になるはずです。……と、私は本気でそう思っています。そして、これが「理念を伝える」ということです。

だからこそ今、僕は「経営者の想いを言葉にする、映像に残す」という仕事を全力でお勧めさせていただいてるのですが、これがつまり「理念を浸透させる」ということなんですね。

社長が照れずに、遠慮せずに、自分の言葉で想いや歴史を遺せるように、誰かの名著の焼き直しじゃない、社長にしか語れない「会社の教科書」を、一緒につくっていけたらいいなと思っています。

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この記事を書いた人

【株式会社STANDS 代表取締役】

物語コーポレーションで25年などフードビジネス業界で合計35年以上「人と組織」に向き合ってきました。現在は、経営者の頭の中にある「考え方」や「判断基準」を言葉にし、会社の共通言語として根づかせる仕事をしています。理念浸透やリーダー育成をはじめ、研修・教育の仕組みづくり、セミナー・講演などを通じて、一人ひとりが自分で考え、動ける組織づくりを支援しています。

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