「いい組織をつくりたい」「風通しのいい組織をつくりたい」「自由闊達に意見が言い合える組織をつくりたい」組織を率いるリーダーなら、誰しもがそう願うものです。
そんな時、多くのリーダーがやってしまいがちなのが、「みんなのやりたいようにやりなさい。自由だ!」と、あえて縛らずに個人の裁量に任せてしまうことです。
ハッキリと言います。
これは「大いなる勘違い」であり、間違いです。
いい組織、風通しのいい組織、自由闊達に意見が言い合える組織をつくりたいのなら、まずは「絶対的な約束事(ルール)」をつくることが重要です。約束=掟(おきて)=ルール……言い方は何でも構いません。
極論、日本に法律がなくて、殺人や交通事故が自由だったら、安心して外歩けないですよね、っていう話です。また、会社でいうと、明確なルールがない自由な組織では、ルールがないとはいえ、誰かが「これはこうあるべき」という個人の価値観を言い出し始めるものです。で、下の人間が迷うんです。「それってあなたの意見?部としての意見?それとも会社の意見……?」みたいな。「私はあなたに従わなきゃダメなの?」みたいないざこざが、勃発することになります。
つまり、「明確な約束(ルール)があるからこそ、迷わず、安心して動ける」のです。
じゃあどんな約束をつくればいいの?という話ですが、ガチガチの堅苦しい規則である必要はありません。
私が物語コーポレーションにいた当時の約束事としては、「不倫は処分対象」とか。あるいは、「明るく元気に挨拶」「一人ひとりに笑顔で挨拶」「やる気をムンムン表出する」といった、姿勢を示すものとかがありました。
そして当然ですが、作った約束は、リーダーが「徹底して守らせる」ことも大事です。
せっかく約束事があるのに、「一人ひとりの価値観を大事にしよう」などと言い訳をして、中途半端に緩めてしまう。これもまた最悪の最悪の最悪です。これが組織崩壊の引き金になります。この引き金がひかれたら、もう止まりません。崩れるところまで崩れていきます。
これが日本人特有のものなのか、世界共通なのかまでは分かりませんが、組織の真理として「そういうもの」なのです。
「自由な雰囲気の組織」とは、何でも許容すると手に入るものではないのです。強固な「約束事」という土台があって初めて、本当の自由闊達な組織が生まれるのだというのが、私の結論です。
どんな約束事を決めたらいいかわからない!!!という方は、いつでもご相談ください!
*写真は、デスクにも扇風機が必要な時期になりましたっていう写真
#77 大いなる勘違い
